アマプラビデ王の日々

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日本のいちばん長い日

 

日本のいちばん長い日
 

太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か―――。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣役所広司)、国民を案ずる天皇陛下本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。(c)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会

終戦のときのお話です。

 

映画はある程度の前提知識をつけてから見ることをおすすめします。
というかwikiでも何でもよいのでかならず見てからにしてください。

 

陸軍がクーデターを起こそうとしていたこと、ご聖断、玉音放送が録音されて再生されるまでなど、8月15日に向けたさまざまなイベントが盛りだくさんといった感じです。

 

いろいろ詰め込みすぎてしまって、ひとつひとつの出来事が薄まってしまったような気がして少し残念でした。

 

俳優さんたちは好演してくれていましたが、なんとなく最後までよその国で起きたことのような気がして、不完全燃焼でした。

 

ここまでやるのであれば、現地で戦っている人のシーンなども欲しかったなと思いました。


中心は阿南氏でよいのかと思います。

 

映画を通して感じたことは、戦争に勝てないことやこれから起こる出来事も十分に理解していたのだけど、最後まで軍人として振舞うことを望んだ人物ではないかと思います。

 

いろいろと意見が分かれている人物ですが、本当の心は本人しかわからずといったところでしょうか。

 

第2次世界大戦には、祖父が参加していたこともあり、特別な思いがあります。
末端の兵士だったとはいえ、この時代に生きて本物の玉音放送を聴いたと考えると
なんともいえない気持ちになります。