アマプラビデ王の日々

プライム会員ならば見放題。人生最高の1本が見つかるまで。。。

エンド・オブ・キングダム

 

ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。イギリスの首相が不可解な死を遂げた。首都ロンドンで行われる葬儀は、世界を代表する40ヵ国もの首脳が集結する式典となる。街は、史上最大の超厳戒態勢にあった。だが、そのロンドンで同時多発テロが勃発。数々の歴史的建造物が崩壊し、犠牲者が出続ける中、命からがら逃げ出した米国大統領とそのシークレットサービス。非常事態宣言下のロンドンの街で繰り広げられるまいまだかつてない決死の逃亡と救出劇。世界の未来は、この男たちに託された! Rating PG12 (C) LHF Productions, Inc. All Rights Reserved.

 

アメリカのやることはいつも正義っていう考え方、やっぱりちょっとおかしいと思うんですよ。

 

この映画も、「アッラーアクバル」と言う言葉こそ出てきませんでしたが、某イスラム国の人間は悪で、アメリカは正義ということが強調されている作品だと思います。

 

作中に「どんな理由があれ、お前達がやっていることは許されない」と言う言葉が主人公から語られるのですが、向こうからすれば「その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよ」といいたくなりますよね。

 

どちらも機関銃を乱射して、たくさんの人を殺して、お互いが「お前らが悪い」と言っている訳です。

 

少しくらい救いがあればよかったのですが、最後までイスラム側がひどい目に合わされるでちょっとさみしい思いをしてしまいました。

 

少しFPS視点が取り入れられていたり、暗視スコープ画面があったりでその辺りはうれしかったのですが、それ以外は、決して弾に当たらず、どんな困難もクリアしてしまう主人公と大統領の逃亡劇のお話でした。

 

そろそろ、海外のドラマシリーズが見たくなってきたので、すこし気分を変えてそちらを見てみようかな。

禁断のケミストリー

 

 町の小さな薬局を営む薬剤師のダグは、無関心な妻、思春期の息子、口うるさい義父に囲まれた毎日に嫌気がさしていた。ある時、薬を配達した豪邸で絶世の美女エリザベスに出会う。すぐさま情事に及んだ二人は、薬局の薬剤を使ってハイになり、遂に駆け落ちの計画を立てるのだが...。

 

冴えない男、薬剤師のダグ。妻からは軽んじて扱われ、職場でもいまいちパッとしない。


そんな男がエリザベスと言う妖艶なお金持ちの奥様と出会って、生まれ変わるというお話です。


街中で手裏剣を投げてはいけません。ゴミ箱を投げてガラスを割ってもいけません。

当然、不倫もNGですし、薬剤師の立場を利用してDrugを作ることも犯罪です。


やっていることはめちゃくちゃなのですが、都合よくそれらが帳消しになっていきます。

 

警察官も適当すぎます。店が荒らされたのは忍者に襲われたからって、そんな事件日本でもここ数年聞いたことがないのに。

 

映画全体はほのぼのしていて最後まで安心してみることができましたが、冷静に考えるとちょっとやりすぎかなと言う気もいたします。


最後まで気になったのは、エリザベスの気持ち。ダグと深い仲になったのは夫の遺産が目的なのか、それとも本当にダグに救いを求めてなのか。


ダグがうまい具合にハメられたエンドも考えていたのですが、エリザベスの気持ちは本当だったよう。


あそこまで引っ張るのなら、最後はエリザベスと出直すでも良かったような
気がしますが、結局もとの鞘に戻るのですね。


Amazonの皆さんの評価はあまり高いものではありませんでしたが、私はさらっと見られて楽しめた1本でした。


それにしても忍者は侮辱されたらあんな仕返しをしなければならないなんて掟、ありましたかねぇ。

 

高慢と偏見とゾンビ

 

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18世紀イギリス、謎のウィルスが蔓延、感染したものはゾンビとなって人々を襲っていた。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていた。そんなある日、屋敷の隣に、大富豪の騎士ダーシーが引っ越してきた。狂気乱舞する姉妹だったが、次女エリザベスは、初対面でみせた彼の高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。だが、人類とゾンビの最終戦争が勃発し、共に戦うことになった二人は、互いの偏見に徐々に気づきはじめ、そして―。(C)2016 PPZ Holdings, LLC

 

なんともユニークなタイトル。

 

内容の想像が出来なかったのですが、そういえば最近ゾンビの姿を見ていないなと思い、視聴いたしました。

 

こういう映画はどう表現したら良いのでしょうか。

 

極彩色に塗りたくられたポスターのような映画?、自分の好きなものだけ集めたお弁当のような映画?なんともいえないアンバランスさが味わい深かった1本です。

 

冒頭に登場する年頃の4名の女性。その風貌から上流階級のお嬢様と言うことがわかります。

 

衣服や装飾から、時代は中世でしょうか。コルセットへ着替えのシーンで、ひらひらのドレスの下に仕込まれる物騒なモノ達。

 

アレレ?

 

どうやら彼女達はおしとやかな貴族じゃなくて、自らが中国あるいは日本で修行を受けた戦闘員らしいのです。

 

ここで素敵な足が見られるのは、おそらく男性向けのサービスショットなのでしょう。

 

それ以外にも胸が強調されているシーンも多く、ゾンビ映画と言いながら艶っぽさがプラスされています。

 

場所はロンドン近郊。

ゾンビを閉じ込めるためにロンドンを壁で囲い、そこから出てこれないように兵士達が見張っている状態です。

 

しかし、何らかの理由でそこから漏れ出てきたゾンビたちが人間を襲ってきます。

 

彼女達が激しいアクションでゾンビたちを蹴散らすものですから、なるほど、これは彼女達とゾンビとの戦いの記録なのかと思ってしまいました。

 

ゾンビ側と人間側に別れて戦う構想は理解できました。
これでラストまで行くのかと思いきや、中盤から恋愛のお話が全面に押し出されてきます。

 

好きなのに好きといえないもどかしさ。一旦はすれ違うものの、お互いの疑いが払拭され再び近づく二人の距離。

 

しかし、ゾンビたちはなんと残酷なのでしょうか。二人は結ばれること無くエンディングを迎えるのかと思いきや、ラストはハッピーエンド。。。

 

と思ったのですが、最後のシーンから考えると、これから壮絶な死闘が始まるはずで、あれだけ大量のゾンビに囲まれたらいくら強い彼/彼女がいてもダメかもしれない。

 

ゾンビが出てくる必要はなく、中世である必要もありません。

 

また、貴族のお嬢様が格闘の達人である意味も良くわからないのですが、そのばらばらな点を楽しむことが出来ました。

 

最後までみて、あえてこの映画を分類しろといわれたら、やっぱり恋愛モノかなぁ。

 

ゾンビは少なめなのですが、一風かわったゾンビが見たいかたはおすすめです。